相場の心得

相場の大敵は恐怖感

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投資は偶然でも「儲ければすべてよし」なのです。だからといって、「少し待ってみよう」とか「明日の様子をみからにしよう」と判断したとして、損失が縮小する保証はどこにもありません。「改善する」「変わらない」「さらに悪化する」のどれになるかわからないものに賭けることは、「バクチを打つ」ことと同じす。

誰でも間違いを素直に認めるのはつらいことで、偶然良くなることを期待する気持ちも良くわかります。「もしかしたら株価が戻って、マイナスがゼロになるどころかプラスになるかもしれない」とか「明日のほうが良い方向にいくかもしれないので、明日まで待ってみよう」と思うことはしょっちゅうあることです。しかし、相場で大切なのは「致命的な間違いを犯さない」ことです。癌細胞と同じで、癌が小さいうちに手を打てば、現代の医学ではほとんど回復できるといわれています。相場には「やせ我慢」や「意地」や「見栄」はまったく不要です。傷が浅いうちに素直になっておくことがとても大切なのです。

プロでも損切りは日常茶飯です。損失を隠し続けて経営破たんした証券会社もありました。損失を確定させることば決して「恥ずかしいこと」ではないのです。損失が小さいうちに、きちっと手を打ってさえいれば、それ以上痛みが拡大することばなくなります。

ましてや手違いだとか、入力ミスによるケアリスミスによる損失であれば、なおさら早く手を打って損失拡大の恐怖から脱出すべきです。「損失が拡大するかもしれない」という恐怖感と戦っているうちは、誰でも落ち着いて考えることができません。これは人間に欲望がある限り、投資に損得勘定がある限りついてまわります。

プロアマに限らず、大きな損失を抱えたままで売買を続けると、冷静な判断や行動がとれなくなり、やがては回復不能の事態に追い込まれます。まともな心理状態でいられなくなり、サラリーマなら仕事が手につかなくなります。失敗やミスに気づいたときは、まず損失を確定させて「さらに損失が拡大するかもしれない」という恐怖感を取り除いてから、次の作戦を考えれたほうが結果的に間違いがない場合が多いのです。

個人投資家は自分のお金であり、資金量も少ないことからもよけい素早くすべきです。ミスに気がついたら解決を先延ばしせずに、躊躇せず損失を確定し恐怖感を排除すべきなのです。「精神的に耐え難い大きな損失を抱えたままの売買」など、絶対にしてはいけません。偶然による相場の回復を祈っては絶対いけません。祈ったところでうまくいくことば滅多にないどころか、ミスに気がついたち速やかに対処することが最も大切です。

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