相場の心得

損切り(ロスカット)は最良の方法

投稿日:

まったく損失を確定をすることなく、すべての売買に完勝できれば良いに決まっています。しかし全勝できる投資家などプロの世界にもいません。「一度も失敗したことがない」という人がいたら、売買の回数が少なくいか、ウソをついでいるかのどちらかに間違いありません。もし、ウソでないのならそこでやめておくべきです。必ず倍返しで負けますから。

勝敗をプロ野球にたとえるとよくわかも知れません。年間130以上も試合をやれば、必ずどこかで負けます。開幕○○連勝などとよく話題になりますが、プロ野球の場合はすべて試合を消化しての勝率で決まるのはご存知の通りです。その点相場は途中で止めることもできますから、勝ち逃げが可能なのですが、勝ち逃げした人を聞いたことがありません。結局生涯のどれだけ負けないかで決まるのだと思っています。

「○○○%の実績」だとか、「勝率○○%」ほどあてにならないことはありません。プロ野球に話を戻せば、勝率6割は優勝可能な勝率ですが、 相場で重要なのは勝率ではなく得失点差です。つまり、相場は勝率や相手チームとの勝敗で順位を争っているわけではないので、100得点90失点というように得点がプラスである必要があるのです。勝率をあえていうなら感覚的には、バッターの打率に近いかも知れません。つまり、3割当たるだけで、十分採算が取れればいいのです。

毎日売買していれば、プロが負けることも日常茶飯ですが、素人と決定的に違うのは、思惑がハズレた時の「損失確定」が速いことだといっています。つまり、感覚で闇雲に売買するのではなくて、損切りにもルールを持っていることなのです。個人とプロとでは、資金量に差がありすぎるので具体的な例は出しませんが、よく言われる「試し玉」を頻繁に出します。この試し玉の損切りを「儲けるためのコスト」と考えているようです。

それではプロと同じやり方が良いのかというと、「真似をしないほうがいい」という程度よりも、まったく違った売買を考えたほうがいいようです。プロは百戦錬磨ではあっても、トータルでプラスになればいいという単なる「サヤ稼ぎ」屋です。売買の仕方は真似たら、あっという間に資金がなくなってしまいますから、同じ市場でも別物だと思いましょう。しかし、資金量の少ない個人がプロの真似をすべきなのは、この損切りのルールと躊躇しない態度なのです。

 

-相場の心得

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


関連記事

no image

判断ミスは素直に認める

投資家は「損切りを嫌っても、遅らせても」いけません。ミスだと解ったらすぐに損切りであっても適切な処分しなければなりません。売りを買と間違えて建玉したなどの「建玉のケアレスミス」はもちろんのこと、思い込 …

no image

相場で儲ける前に考えておくこと

ここには、日経225やオプションまたは商品などの先物相場は、どうやれば確実に上達できるのかが書いてあります。「相場表の見方」や「注文の出し方」などの基本的な仕組みは、商品取引員のホームページにある「商 …

no image

先物相場の心構え

相場をバクチと同じと考えるなら、勝ち負けは「時の運」ということになります。勝ちか負けしかないところだけを見ると、相場も運に左右されると言えるかもしれません。相場に限らず「勝負ごと」は、理屈抜きに利益に …

no image

建玉を分割で売買する方法

建玉を分割すれば、平均値を有利にできるうえに安心感があるので実行しやすいといえます。建玉を分割するのですから、最低で2分割になります。建玉の予定が10枚であれば、5枚を2回に分けて建玉します。 最初の …

no image

相場こそ休むべし

相場の世界に身をおく人で、この相場金言を知らない人はいないと思う。この金言を作ったご本人がこの「休む」ことができなかったという。それほど相場で休むことは難しいといわれる。休みといえば、1ヶ月のこともあ …