テクニカル相場分析

ポイント&フィギュア(P&F)

株価チャートで良く見かけるのは、縦軸に株価・横軸に時間をおいて日足で表示されている二次元の「時系列グラフ」です。これに対し、横軸の時間の観念を無視した一次元のグラフを「非時系列グラフ」と言います。ポイント・アンド・フィギュアがその代表格ですが、日本古来の「新値足」「カギ足」「練行足」などもこれにあたります。

非時系列グラフは、値幅が示す型を重視します。しかもそれぞれの違いは、高安の新値を重視するか、値幅の変動を重視するかで、設定するポイントを変えることにあります。その狙いはトレンドの確認をそれぞれの罫線のパターンで判断することにあります。一見して陰陽転がわかりやすいように思えますが、商品の先物足では限月がありますことまで無視するので、見た目と実際の利益に相違が出ることも考えられます。

欧米でもポイント・アンド・フィギュア(P&F)や移動平均などが盛んに用いられています。特にP&Fは、パターン・トレンド・目標値算出と多種多彩に用いられていますが、株価の最終判断は「総合的に見て判断しなければならない」となると、いくら使い方に熟練しても悩みはなくならないようです。

ポイントアンドフィギュア

パターンの中心は、放れのタイミングをつかむところにあります。トレンドはラインをどこに引くかで2方式があります。目標値算出にいたっては「非時系列グラフ」でありながら、行数を期間と見てしまうところにかなりの無理があります。

いずれにしても、期間や時間が関与しないことや、価格の単位(刻み)をマス目の1単位にどう表現するかで、転換点や目標値に違いがでてしまうことに最大の問題があります。

これらが「非時系列グラフ」が抱えている矛盾であり、それを克服しようと規定を追加していけば、益々複雑になり売買を実行するのが不可能なチャートに変身してしまいます。

P&Fの最大の利点は、先に触れた「放れ」をどうとらえるかです。どうしても使いたいのなら、底練りや中段での保ち合いの後に、上か下に「穴を開けて」直近の高値か安値を抜いたときが「転換」という一点だけに絞ってやると以外に効果があります。

[最終更新日] 2017/08/29







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