代表的な5つのテクニカル分析を紹介しましたが、どれを選ぶかはあなたの気に入ったものでいいと思います。「気に入ったもの」を選ぶには、試したり研究しないとわからないと思いがちですが、とりあえず何か一つでいいと思います。

そんな、いい加減なことでいいのかというと、5つすべてを見ても2、3のテクニカル分析を組み合わせて使ってみても、数が多ければ多くなるほど分析の信頼度が低くなる可能性が大だからです。
どれとどれのテクニカル分析の組み合わせが有効なのかを、考えあぐねても結果、有利な指標が見つかること不可能に近いのです。
仮にそんな組み合わせを売りにしている「投資サービス」があるとしたら、そのテクニカル指標を使って買い時や売り時を決めることは極めて危険なことです。
売りがあれば買いがあることでわかるように、相場は人間の心理の流れを価格に織り込んでいきます。その流れに決して逆らってはいけません。
自分では流れに乗ったつもりでも、逆らうように「逆、逆」に展開することがしょっちゅうあるのが相場なのです。
「相場に逆らわず」などと言われても、逆らわないことと乗ることとの区別がつかないのです。「乗る」と「逆らわず」とは、全く正反対のことではありません。
また、「相場は素直に謙虚に」とか言いますが、これも「素直」と「謙虚」の区別は定かではありません。
「逆もまた然り」とばかり、相場格言通り行ったつもりが、相場の流れと逆行して大きな損失を被る可能性が高いことに注意を喚起しておきたいと思います。