FX 先物取引入門 ~ 少資金ハイレバレッジ投資法

FX 商品 日経225など資金効率と手数料が有利な先物取引で勝率50%の勝てるトレード法

商品先物取引

11. 開始の建玉

商品先物取引の相場表から予想通りに日経平均が動いたら反対売買により利益を得ることができます。また、当然相場が逆に動けば損失が発生します。

商品先物取引の取引ルール

1日の取引例を相場表で見てみましょう。前日の21日(火)に12限月が納会となったので、新しい限月の取引(新甫発会/しんぽはつかい、略して新甫)がはじまります。9時に立会がはじまりました。セリは決済期限の早い限月から行われます。つまり当月の1限月から順に将来の限月、最後に新甫となります。立会は終って値段は次のようになりました。

銘柄 東京小豆
限月
1月限
2月限
3月限
4月限
5月限
6月限
前日引 12020 12050 12060 12000 12000
前場1節120001202012010119201194011890
前場2節119901202012020119601194011880
前場3節120001202012040119901199011910
後場1節120201205012070119901198011920
後場2節120201203012060119501197011920
後場3節120301206012090119901200011920
前日比 10 10 30 -10 0 -
出来高134125403492791798
取組高28674675611680888835717

前日引は前日の後場3節(終値)の引け値です。前日比は、前日の後場3節(終値)と当日の後場3節(終値)との比較差をいいます。当限は、午前9時から始まった前場1節は、前日の後場3節(終値)より20円安い12,000円で始まり、午後3時立会開始の後場3節(終値)では前日の終値より10円高く引けました。

限月の1限月を当限(とうぎり)といい、6月限を先限(さきぎり/先物)といいます。6限月のうち、1・2月限を期近、3・4月限を期中、5・6月限を期先といいます。当限(1限月)の出来高は134枚ですから、10,720袋で321,600kg、約320トンを越します。そして出来高は新甫の先物が最も多く798枚商いされたことになります。

売1枚と買1枚が取引所で成立したときに「出来高」1枚といいます。ちなみに、売1枚と買1枚の売買された数量を「売買高」2枚となります。相場表でいうと、先物が798枚の出来高というのは、売った枚数が798枚、買った枚数も同じ798枚という片道計算になります。売り物があって買えるのですから当り前のことです。しかし、売った人数と買った人数は同じではありません。出来高10枚といっても一人で10枚売ったのに対して、買手は2人で5枚づつ買ったのかもしれません。あるいは、取引員によって売物と買物が同数あったり、売買が片寄ったり、売物や買物がまとまっていることもあるわけです。出来高というのが、すなわち取組高となることはないわけです。1限月の取組高2,867枚は、売り買いの未決済契約が、2,867枚ずつあるということです。

1月限から6月限までを横に見ると、限月(げんげつ)によって値段がちがっています。これを鞘(サヤ)といいますが、このサヤは適当に決まるのではなく、誰もが妥当な値段とみた市場の状勢によって決まるものと考えてよいでしょう。このことは裏を返せば、サヤをみれば市場の状勢がある程度わかることになります。期近より期先の値段が高いことを順ザヤといいますが、相場が次第に逆ザヤ(順ザヤの逆)に変化してきたということは、期近が高くなったのに先物はそれほど騰がらなかったからで、先行き悲観の人気になってきたということを推測できることにもなります。このほかにもサヤは、各市場間の値段の開きとか、現物と定期の値段の開きをいうこともあります。

株などと同じように、ひとつでいいように思うのですが、なぜ面倒な限月があるのでしょうか。小豆などの穀物は、毎年新穀がとれ、旧穀はだんだん値打ちが下がってしまいます。「旧穀は何月までしか売買できない」ということを定めるために、決済期限が必要になってきます。当限は1月限、先物は6月限というわけですが、1月末になると1月限は取引が終わってなくなり、あらたに7限月が発会すると、いままで先物と呼ばれた6月限に代って7限月が先物いうことになります。先物はいちばん新しい限月で、納会はいちばん遠いことになりますから、先物を売買するということは、いちばん遠い将来を売買していることになります。

しかし、6ヶ月も先の小豆の需要供給が、いまからはっきり分るはずはありません。つまり、その頃の予想だけで売り買いが行われていることになりますが、言い替えると、先物の値段は需給の先行きや将来の「人気」を反映しているということになります。新甫早々は取組が少く、日がたつにつれて取引に参加する人も、次第に多くなっていきます。そしてツナギの売買や、サヤ取り売買も行われるようになります。中物(期中)は、現物業者のツナギ売買が次第に行われてきます。また、先物時代に仕掛けられた値ザヤかせぎの売買玉の決済も少しづつ行われますが、それ以上に、新しい売買玉も増え、取組残高はいちばん多いのが普通です。

納会が近づくにつれて建玉の埋め売買が行われ、取組残高は次第に減る傾向にあるのが普通ですが、仕手戦が行われるようなときは、現実の需給関係と遊離してしまい、突飛な値をつけたりします。すると投機心がそそられ、ますます思惑もはげしくなって、さらに値動きが荒くなることもあります。このように定期市場の先物は、需給の先行きと現実とを消化しながら、当限で現物の持越しや出回りなどで、商品を集散する役目を果たし、納会で現実の需給関係を反映させて限月の生命をおわることになります。

どの限月に建玉するか

当限は一番期限が近い限月ですが、二番限はその次の限月の取引を言います。できるだけ期間の長い期先の限月に建玉すべきです。

期近に建玉するデメリット

  1. 機関が短く期限が近いので、チャンスが少ない。
  2. 期限が近づくと出来高が少なくなり、値動きが荒くなります。
  3. 証拠金の他に「臨時増し」などの追加証拠金がかる場合がある。
  4. 当限になって期限が近づくと、値幅制限が無くなって、リスクが大きくなる。

銘柄(めいがら)取引所と商品名、東京小豆は東京穀物商品取引所の小豆のこと。
限月(げんげつ)最終決済の期限を迎える月。期限の月の略称。
前引(ぜんびけ)前日の立会いの最終値段のこと。
前場1節(ぜんばいっせつ)取引所では午前と午後を区切り、さらに午前、午後を数回に区切って立会いがおこなわれる。前場1節は前場の1節目の立会いをいい。前1(まえいち)後1(ごいち)ともいう。
前日比(ぜんじつひ)前日の最終値段との価格差。
出来高(できだか)売買が成立した数量。
始値(はじめね)当日の最初の値段。寄付き値段。
高値(たかね)当日現在までに最も高く成立した値段。
安値(やすね)当日現在までに最も安く成立した値段。
現在値(げんざいね)最も直近に成立した値段。立会い終了後は終値(おわりね)をあらわします。

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