ファンダメンタルズは経済活動の状況を示す基礎的な要因のことで「経済の基礎的条件」と訳され、経済のマクロ面や個別企業の財務状況などミクロ面の指標を意味します。そこで、株式の本質的価値と市場価格にギャップがあるとしても、いずれは本質的価値が市場で実現されるという考え方であり、投資家が株価が株式の価値よりも割高に見えたり、割安に見えたりすることなどはファンダメンタルズの要因によるものと言えます。

景気や企業収益、金融動向、海外情報からの基礎分析をファンダメンタルズというが、その景気や業績に実際の相場が100%シフトすらなら、ファンダメンタルズの分析だけで相場を判断できますが、実際の価格にはほとんど反映されないということがあります。

米国の調査では、景気と株価に関連があったとするケースが51%で、49%が関連性がないという結果が出ています。このことは、関連性が重要なのではいこと、傾向は無視できないまでも、業績が良いからといって儲かることにはならないということです。

一般投資家がファンダメンタルズ分析で、投資しようとする銘柄を選定しようとしたら、いかにインターネットを利用して膨大な情報収集に時間を費やしても、徒労に終わるに違いないと断言できます。

だから、個人ですることはファンダメンタルズだけでなく、まず「会社四季報」などから、企業業績順に大枠で銘柄をピックアップする。次ぎに個別に財務や収益の裏付けを検討する。さらに銘柄を絞り込んでチャートで確認するのが現実的ではないでしょうか。

しかしこれとは逆に、チャート優先で上がっているものから選んではいけない。努力とは書物から知識を得ることでも、材料探しに躍起になることでもない。自らやる地道な情報収集が大切なのである。