日経225オプション取引も市場における取引ですから、当然のように「買い方」と「売り方」による相対で行われ、「売り方」は証券会社や機関投資家などの大資本となり、「買い方」は一般投資家になります。この取引は市場価格(プレミアム)を売買する形で行われ、売買が成立すると同時に「買い方」は「売り方」にその代金を支払い、売り方はそれを受け取ります。

この取引を継続するには期限があります。1ヶ月毎に四限月(四カ月)が設定されています。この限月の最終日はその限月の月の第二金曜日となっています。これを満期日または清算日と呼ばれ、通常はSQ(特別清算)の日といいます。このSQまでに、「買い方」は日経平均株価が動かなければ賭け金を失い、逆に狙った以上に動けば、「売り方」は限りなく支払う義務を負っています。

つまり、オプション取引の「買い方」は、いつでも開始できたり好きな時にやめられますが、オプション取引の「売り方」は、「買い方」がやめない限りSQまで受け続ける義務があります。その結果、「買い方」が負ける時は最初に支払った賭け金を限度としてそれ以上負けることはなく、日経平均株価が大きく変動した時の利益は無限大であることが、オプション取引の最大の特徴でもあります。

他方「売り方」の利益は、最初に受け取った賭け金以上に増えることはなく、日経平均株価が大きく変動した場合は、それがどんなに大きくても支払いの義務を負っていますから、損失は無限大となります。このことから「売り方」は大資本などの多額の証拠金が用意できる機関投資家などに限定されるわけです。

してはいけないオプション取引

オプション取引は、何もせずに放っておけば0になるように設計されています。時間価値が急速になくなるのはSQ(特別清算=第二金曜日)の10日くらい前からなので、それまでに処分すれば0になるケースは希であると考えておくべきです。それまで、思ったように「日経平均株価」が動かなければ、即撤退を考えるべきで、最終日まで頑張るべきではありません。

時間価値が0になるのを必要に怖がったり、高いプレミアムを嫌がったりすることは、株式投資を経験した人なら当然かも知れません。しかし、安いプレミアムの欠点は、ゼロになるケースがほとんどです。同じように、現在の日経平均株価とほぼ同位置の権利行使価格をアットといいますが、レバレッジ(テコの原理)も効いていて大変買いやすくなっています。この「アット」も、満期日SQが近づくにつれて、限りなくゼロに近づいてしまうのです。

あと、時間経過のかなで考えておかなければならないのは、価格が極端に安くなった場合のナンピンです。有利なように見えても、余裕があるときナンピンをする人はいないわけですから、マイナスの時は「撤退する」ことを、どんな時も基本とすべきです。余裕があるなら新規に勝負をすることを優先すべきで、そんな時こそグズグズしていてはいけません。