相場の心得

投資家の悪い癖

「株価の先行きは、神様でも分からない」というのを忘れてはいけません。「神様にしか分からない」のではありません。神様にも分からないことに「もう少し待てば損益が好転するかもしれない」などと期待を持ってはいけません。また実際に「損失確定」をした途端に株価が好転して、悔しい思いをするこども意外に多いのも事実です。しかし、もともと思惑が外れたこと、すなわち見通しを誤ったことに何ら変わりはないのです。

このように不利な状態の時に、自分に都合の良い期待をするのは大変危険なことで、裏目に出る可能性が高いと考えたほうが良でしょう。判断を誤った時には、余計なことを考え内で、最初に決めたルール通りにさっさと「損失確定」をしなけれぱいけないのです。

ましてや「長期投資こそ投資の王道」「人や企業に投資する」などと考えてはいけません。戦後の復興期から1990年代までの右肩上がりの相場では、投機ではなく投資だと言い聞かせる意味でも、そういう言い方をしていました。

しかし、株式相場に限らず相場というものは、ヒット商品があるからその企業の価が上がるのでもなく、駄目な銘柄は駄目なまま倒産してしまうケースもあるのです。日本で最も株主数の多いNTT株を1980年代後半に2~300万円で買った人は、10年以上保有し続けても、株価が買値を上回ることはありません。そんなNTTの何に投資をしたのだというのでしょうか。

NTTのような日本を代表する銘柄でさえも「長期保有で全く儲からない」ことが起きます。早々と損切りをして、逆に売っていたら儲かっていたはずです。あらかじめ決めた損失額に達した銘柄は、さっさと損切りをして「これ以上の損失拡大」に対する恐怖を取り除き、損失を確定させて次のことを考えることを考えたものです。

思惑が外れた時は「速やかに損切り」して、身軽になることが何よりも大切です。そして決してやってはいけないのが「何とかなるだろう」などと自分に都合良い期待をしてしまうことです。相場はそうやすやすと勝たせてはくれません。とっても意地悪で、あなたの思いとは反対に動いて思い通りになりません。

[最終更新日]2016/03/18

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