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機関投資家などが用いるデリバティブはプログラム売買であり、あらかじめプログラミングされた条件に合致するものを選び出し、その条件に合わない売買はしないということなのだ。プログラム売買は、この一点で当たる確率は高いといえる。
どんな組み合わせでも確率50%前後なのだ。8割の勝率を求めるより5割以上の部分をどう売買するかで利益が違ってくるということである。逆に8割の確率で当たっても利益にならないこともある。もちろん手数料のこともあるが、売買の仕方そのもので利益が違ってくることに注目しなければならない。一般の投資家はこのことを研究しなければならないのに、相変わらずチャート分析に時間を費やしてしまうことが問題である。個人でいくら研究してみても、信頼のおけるチャートにめぐり合うことなどないのだ。
チャートを描くことが無駄といっているのではない。いくつかを試してみることが無駄だと言いたい。チャートの原理原則や基本的な考え方を理解することはあってもいい。しかし、応用力をつけて自分のもにしようと思っても、応用などできるはずがない。だから、チャートの当たらない部分を補おうとせず、6割程度当たるものを使って慣れることが大切である。そして慣れるためには、自らの手で描いてみることが最も大切である。パソコンでやっても同じではないかと思われるかもしれないが、うねりを感じるためには右脳を刺激する手書きが大切なのだ。描いてみれば、どんな銘柄でも特有のうねりがあることがわかる。次ぎにそのうねりを取る方法を考えればよいのである。
ファンダメンタルズが株価に与える影響が少ない以上、相場観なるものを持っていても無駄であるのと同じように、チャートも株価と時間を投影したものだから、すでに過去のものである。迷ったときや因果玉を正当化したい時に、チャートに頼ろうとするのは良くない。正当化したい要因だけを取りこんだチャートが出来上がる。「相場は相場に聞け」というは、相場観やチャート観など、当てにならない個人の”感”を頼りにしてはいけないということなのだ。今日は昨日より「上がった」「下がった」という現実だけが相場なのだということだ。チャートを利用するのであれば、出発のシグナルを見出すだけ、と限定して考えるべきである。
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