日本の資産が海外で投資されるようになって、日本経済は単に物を作って売る工業社会から、いやおうなしに相場というバクチにかかわり合う金融経済社会に急速に変わりました。バクチが嫌いな人でさえ、大切なお金を防衛する手段として、専門家が運用する投資信託に預けています。

しかし大切なことは、この専門家の運用が上手であったら、バブルの崩壊で膨大な金融資産がなくなることはなかったでしょう。結局専門家の失敗したツケは、一般国民が税金の形で負担することになります。いのちの次ぎに大切なお金を、言い訳の上手な専門家に預けるのはやめ、むずかしいとあきらめずに、自らの資産は自らの努力で守りましょう。

相場をやろうとする人の多くは「バクチ好き」かというと、以外とまじめな人が多く「楽して儲けるのだから、勉強は当たり前」とか「先んずれば人を制す」などと考える人ですから、相場の本をたくさん買って来ては、寝食も忘れて熱心に勉強をします。それは、相場が一般の人がやるバクチに比べ、金額が比較にならないくらい多額であることによります。だから学業と同じように、どうしても「人一倍勉強して儲けたい」と思うのも当然かも知れません。

「アメリカの株安」「不安定な中東情勢」「為替の円高」で海外が安くかったので、日付が変わった日本の金相場は上げるのかと思えば逆に下落し、日経平均株価は上げたりします。このように、相場を予測したり、理屈をつけること自体が無意味であるのに、多くの投資家は材料好きで、話題に一喜一憂したり、儲かったことを想像して興奮し、やがて資金を失って退場して行きます。多くの投資家が半年も経たないうちに市場から撤退してしまいますが、その原因は投資家の勉強不足によるものではなく、相場本来の不確実な心理戦にあります。誰にもわからない「未来」をいくら想像してみても、結局明日その場で値段が折り合うまで、わからないのが現実の相場なのです。

しかし、実際に相場で儲かっている人がいる以上、勝つ方法は必ずあるはずなのですが、相場のベテランでも「勝つために何をしたらいいのかわからない」と迷うことが多いのではないでしょうか。ここでは、誰もが気づいていながらできなかったことを分析し、今まで多くの投資家が悩んできた、相場必勝のヒケツと知恵に迫りたいと思います。多くの相場の書籍にありがちな抽象論を排除し、身近なひとつひとつの問題を解明して行けば、きっとあなたにしかない素晴らしい未来が完成するはずです。